構造スリットについて
構造スリットの必要性
- 柱を「短柱」にしない
ため
柱の支点間距離は階?となり、この間で柱は応力に対し変形しながら対応する。
柱に垂れ壁や腰壁が取り付くと、柱は節点でそれらにより拘束され、
自由に変形できる範囲はそれらの内々間へと狭くなる。
この状態が「短柱」となり、支点間距離が短くなるため、変形性態が小さくなったら
せん断破壊を起こす。
- 建築全体の「偏心」を避ける
偏心とは、建物の剛心と重心がずれている状態。
この偏心状態に水平力(地震)が加わると剛心を中心に建物が回転しようとする。
荷重は重心にかかる回転が生じると、余分な曲げ、せん断力が発生する。
構造スリットに要求される性能
- 防水性
スリット部は1/300層間変形を受けても?密性能確保
- 耐火性
外壁= 1時間(延焼の恐れある部分)・30分(それ以外)
内壁= 1時間以上
- 遮音性
構造スリットを含む外壁の遮音性能はJISA4706 ( サッシュ ) の遮音等級 T-2 を有する
- 層間変位追従性
中地震時: 1/200 損傷を生じない。 ただし、軽徴なシール損傷は許容
大地震時: 1/100 全?的に損傷を生じても、補修により初期性能を回復する
- 続きはこちらから 構造スリットご提案、 構造スリット初期診断のご案内